のらりくらり生活

だらだらしたい、働きたくない、寝ていたいそんな僕がゆるーく更新するブログ

浮気とメディア

 昨今、芸能人の浮気が世論を賑わしている。

 皆さんはこれらの報道に対して、どのような考えを持っているだろうか。

 「これらの報道はくだらない」「配偶者いる浮気している方が悪い」「スポンサーが不利益を被る」「ファンがかわいそう」様々な意見があると思う 

 

 僕の意見を述べさせてもらうと「正直どうでもいい」といった感じだ。

 

 僕の家にはテレビが無い。(正確にはあるけど見ない為クローゼットに入れてある)スマホのアプリ等で情報収集している。だから、正確には分からないのだけれど、お昼のワイドショーなんかはその話題で持ちきりだったであろうことは想像に難くない。

 この手の話題が取り立たされる際に度々思うのだが、そこまで話題にする必要はあるのかなと思ってしまう。

 僕の感覚で言うと浮気されたら悲しいけど、正直喋ったことも無いテレビの画面に映っている人が(テレビ見ないけど)浮気しようがされようが「へえそうなんだ」位の気持ちにしかならない。

 こんなにどうでもいいことをテレビ局に入社できるような、テレビでコメンテータとして話せるような、MCを出来るような、スキルがある人達がここまで時間と熱をこの話題に費やすことが、本当に必要なのだろうか。

 もっと何かより良いことの為に、費やすことができるんじゃないかなとか考えていた。

 

 

 このもやもやを最近書籍で少し晴らすことが出来た。

 伊坂幸太郎さんの「ガソリン生活」という本だ。

 

 彼が描く物語が好きだ、勧善懲悪な物語構成が多い。

 だが、正義には正義の辛さ難しさ、悪には悪の辛さ難しさを随所に散りばめていて、正義が必ず勝つとは言えない現代の社会に通ずるものがあるなと思う。

 僕の文章能力では、彼の本の魅力を十二分に伝えることが出来ないと思うので是非一度書店で手にとってもらえたらと思う。

 

 話を元に戻すと「ガソリン生活」というタイトルから皆さんはどのような物語を想像するだろうか。

 きっと車内で生活を余儀なくされている貧しい生活をしている人みたいなイメージをした人もいるのではと思う。

  

 

 正解は「車が主人公の物語」なのである。だから、「ガソリン生活」

 昔、ピクサーであったかディズニーであったかは覚えていないが、カーズという映画があったと思う。車達が感情を持ち、会話し、人間と同じように生活する、映画だったと思う。(間違っていたらすいません)

 同様に、この物語でも車が主人公だ。少し違うのは、車達に意志はあるがあくまで人間社会での車、だということだ。

 自分で行きたい場所に自分の意思で走れる訳ではなく、あくまで人間が運転する場所まで動く、道中出会った車同士で世間話するみたいな世界観だ。

 持ち主の家族がトラブルに巻き込まれ、車の視点を中心に描かれている斬新な切り口の作品だ。

その中でハッとさせられる箇所があった。

くだらない、と分かっているに決まってるだろうが、それを知らないと思っているのか。百も承知だ。ただ、そういった記事があれば読みたくはなるんだよ。

(中略)

スナック菓子がなくても、人間は生きていけるだろ?栄養価があるとは思えない。じゃあ、栄養がないんだからスナック菓子を作るな、と君たちは思うか。

 

 今後はくだらないな、等と投げ捨てるのでは無く、スナック菓子も食べてみるかと思った。